お知らせ

日本各地それぞれのお盆(東日本編)

2016年5月27日

日本には3つのお盆の時期があることをご存じですか?

 

『7月盆』(新暦のお盆)

『8月盆』(月遅れ盆)

『旧盆』(8月初旬~9月初旬の間で毎年変動する、旧暦のお盆)

カレンダー

これは明治時代、旧暦と新暦の切り替えがあったことに由来しています。主に関東方面は7月盆であることが多いと言われています。

 

しかし東京で暮らしていても実際には他県出身で、帰省先でその土地ならではのお盆行事に参加する人もいらっしゃいますね。全国各地で行われるお盆行事より、東日本で代表的なものをいくつかご紹介します。

 

●札幌 『北海盆踊り』 8月11日(木・祝)~17日(水)

毎年、札幌大通り公園で開催されている、60年もの歴史ある盆踊りです。そもそも盆踊りには、あの世から戻ってきた先祖の霊を慰めるという意味が込められていますが、長い歴史の中でその郷土色を深めてました。

さっぽろ夏祭り

『北海盆踊り』は、夕方の早い時間の“子供の部”と、その後に続く“大人の部”の二部構成になっています。「大人の部」で踊られる唄が、『北海盆唄』。これは戦前、炭鉱で働いていた人々が唄っていた曲を編曲したものです。北海道を代表する盆踊り唄として道内各地で親しまれ、今に至ります。札幌市民だけでなく、観光客も楽しむ夏の一大イベントです。
さっぽろ夏まつり(北海盆踊り)公式ホームページ

 

●仙台 『広瀬川灯ろう流し』 8月20日(木)

火を灯した灯ろうを海や川に流して、ご先祖様をあの世にお送りする『灯ろう流し』は全国各地で行われていますが、仙台で有名なものといえば、「広瀬川灯ろう流し」です。

広瀬川灯籠流し

写真提供:宮城県観光課

 

広瀬川は仙台市のシンボルとして親しまれていて、毎年8/20前後の夕方に灯ろうを流してご先祖様や故人の供養を行います。河川敷ではコンサートが開催され、灯ろう流しと共に花火も打ちあげられます。今年で26回目を迎える地域のイベントですが、東日本大震災以降は参加する人も増え、故人に寄り添う夏の一夜となっています。
広瀬川灯ろう流し公式ホームページ

 

●東京 『隅田川花火大会』 7月30日(土)

東京の隅田川で毎年開催されている「隅田川花火大会」は日本の夏の風物詩とも言えます。江戸時代から続く日本最古の花火大会で、2万発以上の花火が夏の夜空を壮大に彩ります。

隅田川花火大会

その起源は享保18年(1733年)。この前年に全国で飢饉、江戸でコレラが流行し、多くの人々が亡くなりました。時の将軍徳川吉宗は、亡くなった人々の鎮魂と、悪疫を払う願いを込めて両国橋のたもとで水神祭を行いました。その際に花火を打ち上げたのが、隅田川花火大会のはじまりです。今では高層ビルや東京スカイツリーなど近代的な建物に囲まれていますが、その競演も実に美しいものとなっています。
隅田川花火大会公式ホームページ

 

このように各地域には、その土地の歴史や文化が融合したお盆の行事が現代に受け継がれています。それぞれ由来は異なりますが、故人を慰めたりご先祖様をお迎えする気持ちは同じと言えますね。

 

西日本のお盆の行事についてはこちらをご覧ください。

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