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浄土真宗はお盆をしないの?

2016年6月6日

日本の伝統行事のお盆。そもそもお盆とは、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と、先祖の霊が帰ってくるという先祖供養の風習が融合したものです。

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盂蘭盆会というのは、目連尊者が餓鬼道で苦しむ亡き母のために、僧侶に食べ物をお供えして、その布施の功徳から母を救ったという「仏説盂蘭盆経」に由来しています。

一方、先祖の霊があの世から帰ってきて先祖供養する風習は、仏教が伝わる以前から日本にあったものです。

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仏教に「先祖の霊が帰ってくる」という教えはありません。特に浄土真宗の場合、亡くなればすぐ仏になるので、霊魂が存在しないのです。

『歎異抄』の中に「親鸞は父母の孝養のためとて念仏、一返にても申したることいまだ候わず」と書かれており、つまり「親鸞は、亡き父母の追善供養ために、念仏一遍、いまだかつて称えたことはない」ということ。無限に繰りかえす生死のなかにいる命。親鸞聖人は、父母のみならず、すべての生きとし生けるものに念仏をされたのだと思います。

家族5世代

浄土真宗は「お盆にこうしなさい」という決まりがないので、特別な盆飾りをしません。地域に根付く風習によっては、盆提灯や特産品をお供えをします。法要をしても良いし、しなくても構いません。

浄土真宗では、お経は亡くなった人のためでなく、苦しみ悩み、生きている人が幸福になるためにあると考えられています。お盆に家族や親戚が集まるのであれば、ご先祖様と故人に感謝をして、命の大切さを再認識する場にされてはいかがでしょうか。

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