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お盆にナスとキュウリをお供えする理由は?

2016年8月1日

お盆が近づくと、スーパーなどでも、お供え用の商品がたくさん並びます。

花に果物、落雁、ゼリー…たくさん並ぶと実に色鮮やか。

盆菓子売り場

ご先祖さまをおもてなしするために、ついついたくさん購入してしまうなんてこともありますね。

そんなお供えの中でもとても大切なものが、こちらです。

ナスとキュウリ

こちらは、「精霊馬(しょうりょううま)」。キュウリを馬、ナスを牛に見立てており、「牛馬」と呼ばれることもあります。ご先祖様はこれに乗って家族の元に帰ってくるのです。

 

馬は足が早いので、少しでも早く家族のところに帰ってきてもらえるように。

牛はたくさん荷物を運べるので、お土産をいっぱいのせて、ゆっくりあの世へ帰ってもらえるように…。

そんな願いが込められています。

 

キュウリとナスを使う理由については諸説あり、はっきりと分かっていません。どちらも夏の野菜の代表格で、旬のおいしい野菜をご先祖様にお供えしたいという、おもてなしの気持ちがあることや、日本の広い範囲で採れることから全国的に広まったと考えられています。

キュウリとナス3

精霊馬は、仏壇のまわりや仏壇とは別に作る祭壇、「盆棚」(「精霊棚」ともいいます)に、他のお供えと一緒に飾ります。
盆棚の作り方は、「盆棚のモダンな飾りかた」で詳しくご紹介しています。

 

よく、「お盆が終わったあと、精霊馬はどうするの?」と質問をいただきます。

 

ご先祖様をお見送りしたあとは、半紙などの白い紙にお清めの塩をふってから包み、丁寧に処分します。
また、お寺ではお盆飾りと一緒にお焚き上げしているところもあります。お近くにお寺がある場合は、尋ねてみてもよいでしょう。

 

「傷んでしまうし、本物の野菜を飾るのは少し心配…」という方には、こんな可愛らしいアイテムもおすすめです。

ナスとキュウリ2

こちらは精霊馬を模した飾りです。お盆のお供えと一緒に、スーパーなどで販売されていることがあります。

 

住まいや生活環境が変わり、お盆も少しずつカタチを変えていきます。でも、昔から変わらないのはご先祖様に感謝する気持ち。これからも引き継いでいきたい大切な風習ですね。

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